こんにちは、井の頭整骨院です。
ここ数日で一気に気温も上がって来ました。運動のしやすい時期になってきたので、徐々に運動を始める方も増えてきたのではないでしょうか?なまっていた体を動かそうと、急に運動をやり過ぎる事で痛みを出す人も増える時期です(;^_^A
今回は下腿の痛み、“シンスプリント”についてお話したいと思います。
【シンスプリントとは?】
沢山走るようなスポーツをしている方に多く、運動時や運動後に下腿の内側に慢性的な痛みが起こるものを“シンスプリント”または“過労性脛部痛”と呼びます。
痛みを我慢してそのままスポーツを続けていると疲労骨折を引き起こす可能性もあり、長期間の運動を中止する事になってしまいます。
治療開始時期が遅れるとなかなか治り難くなってしまうので、早期治療が大切です。
【原因】
反復するランニングや、ジャンプなどで下腿の内側の骨に足首や足の親指で地面を蹴る筋肉が下腿骨の骨膜を引っ張り炎症を起こす為だと考えられています。
【誘因となるもの】
①練習量の増加・練習方法が不適切
②身体的特徴
扁平足の人や、回内足といって足首が内側に入っていて、靴の踵の外側がすり減りやすい人は要注意です。
【走る場所】
固い地面を走ると起こりやすく、特に舗装道路などは誘因になります。
舗装道路では中央が排水の為、高くなっているので平坦なようにみえて実は不整地と言えます。なるべくなら地面が土の軟らかい場所などで練習すると足に掛かる負担を軽減することが出来ます。
【整骨院での治療】
原因の項目でも言いましたが、シンスプリントの原因は連続的な筋肉の収縮によって骨膜に炎症が起こる(骨膜炎)です。
①初期治療として、患部のアイシング、安静をはかる。
氷嚢や、ポイントコールドを使った患部のアイシングと、当院では超音波治療器で骨膜の炎症に直接アプローチ出来るので治療期間を短縮することが可能です。
②骨膜を引っ張っている筋肉の緊張を緩める。
足の裏から脛にかけて筋肉が付いています。この筋肉群が固いと、骨膜を強く引っ張ってしまうため軟らかくしておく事が重要です。
また足は車でいうとサスペンションの役割を果たしていて、本来であれば地面からの衝撃をうまく分散するのですが、足裏が固くなるとアーチなどの乱れによってサスペンションの機能が働かなくなってしまい、脛やふくらはぎの筋肉に直接衝撃が加わるようになってしまいます。
当院では、手技治療や干渉波などで筋肉を緩めていきます。
基本的にはこの治療を続けていきます。
症状の軽い場合は1週間~2週間。
症状が慢性化し、痛みの強い場合は1ヶ月~2ヶ月。
その他、ストレッチやテーピング。行っているスポーツごとの注意事項などありますが、それはまた当院スタッフにお尋ね下さい。
治療期間や、スポーツ復帰へのタイミングなども分かりやすく説明させていただきます。