目を酷使する生活によって自律神経のバランスが乱れ、頭痛や肩こり、不眠などのさまざまな不調を引き起こす人が増えています。
仕事で一日中パソコンに向かい、私生活でもスマホを見続ける生活が自律神経を乱す原因になります。
パソコンやスマホなど近くのものを見続けている間は目の周りの毛様体筋が緊張しています。交感神経が長時間働きっ放しになるため、自律神経のバランスが乱れやすくなるのです。
その自律神経を整える方法として「目を温める」ことが効果的であることが分かってきました。
まぶたを閉じ、蒸しタオルなどをのせて目を温めることで、毛様体筋が緩み、血流も良くなる。副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整ってきます。
1日1分でも目を温める習慣を取り入れながら、目に優しい生活で不調を改善しよう。
スマホやパソコンなどの強い光は交感神経の働きを高めるため、長く見続けていると自律神経が乱れやすくなる。画面を暗めに設定する、夜は暗めの部屋で過ごすなど、光の刺激を抑える工夫を。
目を酷使していると、目の周りや首、肩の筋肉が硬くなってくる。目を温めるなどして目の周りの筋肉をほぐすほか、首や肩をマッサージすることでリラックスし、自律神経が整いやすくなる。
不規則な生活や乱れた食生活を続けていると、睡眠の質が下がり、目の疲れも取れにくくなる。規則正しい生活とバランスのいい食事を意識することで、自律神経が整い、目の健康も保てる。
太陽の光を浴びることで交感神経が働き始め、朝食を取ることで消化器官が動きだす。体内時計がリセットされ、自律神経も整いやすくなる。朝、太陽の光を浴びると自律神経が整いやすくなる
スマホなど近くを見続けていると、目の周りの筋肉が固まりやすくなる。外を眺め、遠くの看板や木を10秒ずつ見るようにして、筋肉をほぐそう。
9:00 仕事開始前にパソコンの画面をやや暗くする
パソコンの画面は明るめに設定されていることが多いため、目が疲れやすくなる。画面の明るさは、業務に支障のない程度にやや暗めに調整しよう。
10:00 目を1時間使ったら遠くと近くを交互に見る
1時間パソコン作業をしたら、目の筋肉をほぐすストレッチを。3メートル先の時計と手元のキーボードなどを交互に5秒間ずつ、合計1分間見つめて。
目を開いている間は、常に何かにピントを合わせている状態。トイレなどで1分間、意識的に目を閉じる時間を持ち、目の周りの筋肉を緩めよう。
目の疲れに効く栄養素の摂取を。サケやイクラに含まれるアスタキサンチンは抗酸化作用が高く、目や脳の機能の維持にも効果的と考えられている。
目が疲れたとき、簡単にできるのが眼球を動かす体操。ゆっくり5秒間かけて眼球をグルッと回す。右回り、左回りを交互に計10回やってみよう。
スマホ画面も「やや暗め」に設定を。顔は正面に向けたまま、目だけを下に向けてスマホを見ることで目に光が入りにくくなり、負担が軽くなる。
21:00 夕食後、テレビを見ながら首や肩をほぐす
日中にパソコン作業をしていると、首や肩もこりやすい。首や腕の付け根のツボを押してリンパの流れと血流を促進。リラックスして自律神経も整う。
・横を向き、向いたほうと反対側の耳の下にあるくぼみを指で5秒間押す。逆側も同様に。
・腕の付け根の前面に2本の指を当て、小さな円を描くようにして5秒間押す。逆側も同様に。
入浴中にお湯でホットタオルを作れば、気軽に目を温められる。副交感神経を優位にするためにも、40度下のぬるめのお湯につかるのがおすすめ。
夜は副交感神経が優位になるべき時間帯。強い光を浴びると交感神経が活発になるので、間接照明にして、スマホやテレビよりも読書でリラックス。夜は間接照明にして、スマホよりも読書でリラックス
目の疲労を回復させ、自律神経を整えるためにも、良質な睡眠は欠かせない。できれば、7時間睡眠は確保できる時刻にベッドに入ろう。
(WOMAN SMARTヘルス ホームページより)
自律神経のバランスを整えておくことは非常に大切です。
当院は自律神経を整える治療法にも力を入れています。
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