「むちうち」とは

むち打ちとは、主に自動車の追突、衝突、急停車等によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したものです。

しかし「むち打ち症」は,正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。 多くの方は次のような傷病名に診断され,様々な症状がでてきます。

治療開始が遅くなると、周囲の筋肉が固まってしまい治りにくい状態になってしまいます。

お身体の状態を見ながら、適切なタイミングで治療を始めることで、効果的に痛みを取り除くことができ、1カ月程度で約70%も症状が緩和することがあります。

当院は交通事故の治療や対応を得意としています。

まずはお気軽にご相談ください。

鍼治療の効果

こんにちは。今日は鍼(はり)治療についてお話しします。

鍼を打つと身体はどうなるの?

鍼治療では、コリができている部分か症状に対応するツボに鍼を打ちます。

ツボとは、刺激を与えると何らかの効果を得られることが長年の経験によりわかったポイントです。ですから、実際に不調が感じられる場所とは離れた場所にあっても、ツボに刺激を与えると特定の箇所への血流が増えるなどの変化が起こります。

鍼治療を行ったときに身体で起こる変化は主に次の2つです。

血流がよくなる
自律神経の働きが正常化する

血流または自律神経の働きが回復することによって、緊張して硬くなっていた筋肉がほぐれたり、内臓の働きがよくなったりします。ですから筋肉が硬くなった箇所だけでなく、身体の至る所にあるツボに鍼を打つことで対応します。

筋肉のコリに直接鍼を打つ場合には、その箇所に微細な傷が作られるため、その傷を修復するために血液が集中するようになり、血流が回復します。

ツボに鍼を打つ場合には、ツボに対応する箇所で血流が回復したり、乱れていた自律神経の働きが回復したりすることによってコリが解消されると考えられます。

温める?冷やす?

こんにちは。

痛みがある時に温めた方が良いのか冷やした方が良いのか、よく聞かれる事が多いので説明させていただきます。

まず、結論から言うと病気や怪我の時期により異なります。医学的に言うと急性期は冷やして慢性期は温めるというのが正解になります。
急性期とは痛みが出てきた時期のことをさし、捻挫(ねんざ)や打撲、ぎっくり腰といったものの受傷直後が当てはまります。

この時期は局所に急激に負荷がかかり、炎症反応を起こしています。つまり血流量が増加し、腫脹(腫れ)、発熱、疼痛(とうつう)を起こしているのです。

ですからこの時期に温めるのは逆効果で、炎症反応を助長してしまいます。この時期に必要なのは炎症を抑制することで、局所を安静にし、発熱を抑えること、つまり冷やすことが重要なのです。
急性期を過ぎると、今度は慢性期に移行します。慢性期には炎症はおこっていません。痛めた局所が疲労し、機能不全に陥っている状態なのです。筋肉は硬くなり血流が阻害され、疲労した局所に酸素と栄養が行き届かなくなり、その結果、重だるいような痛みが出るのです。
この時期には温めて血流を改善させ、痛んだ局所に十分な酸素と栄養が行き届くようにしてあげることが重要なのです。
では急性期はどれくらいか? これは人によっても場合によっても異なりますが、だいたい発症から2~3日までをいいます。痛みが急激に出てから2~3日くらいは冷やすのがよいのです。
また、痛い部位を自分で触ってみましょう。痛くない部位よりも熱く感じる場合は急性期と判断して冷やすとよいでしょう。逆に冷たく感じる場合は慢性期と判断して温めるとよいでしょう。
急激に痛みが強くなったとき、局所が熱く感じる場合には安静にして冷やし、その後痛みが和らいだ時期には温めると覚えておいてください。