こんにちは。今日は鍼(はり)治療についてお話しします。
鍼を打つと身体はどうなるの?
鍼治療では、コリができている部分か症状に対応するツボに鍼を打ちます。
ツボとは、刺激を与えると何らかの効果を得られることが長年の経験によりわかったポイントです。ですから、実際に不調が感じられる場所とは離れた場所にあっても、ツボに刺激を与えると特定の箇所への血流が増えるなどの変化が起こります。
鍼治療を行ったときに身体で起こる変化は主に次の2つです。
・血流がよくなる
・自律神経の働きが正常化する
血流または自律神経の働きが回復することによって、緊張して硬くなっていた筋肉がほぐれたり、内臓の働きがよくなったりします。ですから筋肉が硬くなった箇所だけでなく、身体の至る所にあるツボに鍼を打つことで対応します。
筋肉のコリに直接鍼を打つ場合には、その箇所に微細な傷が作られるため、その傷を修復するために血液が集中するようになり、血流が回復します。
ツボに鍼を打つ場合には、ツボに対応する箇所で血流が回復したり、乱れていた自律神経の働きが回復したりすることによってコリが解消されると考えられます。