「冷え」に気をつけましょう

夏は逆に冷房で身体が冷える機会も多くなります。

特にお腹まわりが冷えると、胃腸の血流が悪くなって働きが低下します。胃腸は熱を作り出すためにも重要な、食べものを消化吸収する大切な場所です。またその周囲には肝臓や腎臓など、生命維持に欠かせない臓器もあります。

お腹まわりが冷えると、「危ない状態になりつつある!これは大変!」と体が判断して、全身からお腹のまわりに血液を集めます。するとその分、体の末端に十分な血液が送られなくなり、手足の冷えが起こるのです。

お腹を冷やすと、血液が体の中心部に集中するので四肢末端が冷えます。ということは、逆の見方をすると、まずはお腹まわりが冷えないようにしておけば、手足の冷えも防げる、ということ。冷え性の人は、とにかくお腹を冷やさないことを心がけましょう。

腰のあたりには、自律神経の通り道である背骨が通っています。また老廃物の排泄をする腎臓、栄養の吸収や免疫に関わる腸、生殖に関わる子宮など、大切な臓器が集まっているのも腰のあたり。

腰が冷えてしまったら、内臓の機能はもちろん、自律神経のバランスや働きにも悪影響を与えます。逆に腰をあたためると、お腹をあたためたときと同じように、内臓の冷えを改善できるので体の中から元気になります。腰痛の予防&改善にも効果的。

お腹や腰は冷えないように気をつけて、温めるようにしましょう!