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肘内障(子供のヒジの痛み)

子どもにはよくあるケガの一つです。

床に寝ころんだ子どもを起き上がらせようと手を引いたら、急に腕を痛がり始めた。
そのほかにも、友達に引っ張られたり、遊んでいて転び、不自然に手をついたら突然腕が動かせなくなってしまった、ということもあります。
これは「肘内障(ちゅうないしょう)」といって、俗に「腕が抜けた」という状態になっているのです。

肘内障は、2~6歳の子どもに多いのですが、そのなかでも、若干「なりやすい子」というのはいます。けれども、どの子どもも骨格が発達するにつれ、起きなくなっていきます。
深刻なケガではありませんが、傷みが激しいため、子どもは腕を上げようとすると泣き叫ぶのです。

基本的には整復を行えばすぐに落ち着きます。

ですが。子供は痛みの種別が判断できません。肘内障でない場合もありますので、すぐにご来院ください。

 

テニス肘

こんにちは。今日はテニス肘についてお話しします。

重いものを持つときに肘が痛い、肘が痛くてペットボトルのふたが開けられない、などの症状はテニス肘(正式名称:外側上顆炎)である可能性が高いです。テニス肘は「上腕骨外側上顆」というところが過敏な状態になり、スポーツや日常生活など様々な動作が痛くなってしまう状態です。

名前は「テニス」と入っていますが、必ずしもテニスをしているひとにだけ生じるわけではありません。ゴルフや釣りでも生じますし、あるいは重いものを持つ仕事でも生じます。また、赤ん坊を抱っこするようになって生じることもあれば、主婦の方で特に負担をかけているわけでもないのに発生することもあります

テニス肘の正式名称を「上腕骨外側上顆炎」といいます。テニス肘で痛くなる場所は、この上腕骨外側上顆という場所です。腕組みの姿勢を取った時に、肘の一番前に来る部分に骨の出っ張りがあると思いますが、この部分のことを言います。

テニス肘の原因の一つは「くり返しの負担」です。テニスやゴルフなどで繰り返し動作をすること、または仕事で重いものを持ったり、赤ちゃんを抱いたり、そのような繰り返しの負担によってテニス肘は生じてしまいます。

痛みを長引かせないためにも治療が必要です。まずは当院にご相談ください。