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水分補給

水分補給が必要なのは、汗をかきやすい夏場だけと思われやすいですが、実は冬場も水分が不足しがちになります。

冬場は空気の乾燥により体表の水分が蒸発し、また喉の渇きも感じにくいため、気付かないうちに水分不足になっていることもあります。

冬場は空気が乾燥し、風邪をひきやすくなります。ウイルスは口や鼻から空気と一緒に入り込みますが、気道の粘膜にある線毛がウイルスを絡め取り、咳や痰となって体外へ排出されます。しかし、体内の水分が不足すると線毛が乾燥し、粘膜細胞にウイルスが付着しやすくなり、体外に排出されずにそのまま取り込まれてしまいます。

脱水症状を避けるためには、喉の渇きを感じなくても1~2時間ごとにコップ1杯程度のお水を飲むことが大切です。就寝前や起床直後、入浴前後などのタイミングにもこまめな水分補給を心がけましょう。

水分が不足すると冷え性になりやすい

冷え性の原因として、水分不足によっても発症しやすいことが知られています。
体内の水分が不足すると、血液の循環が悪くなり、代謝が低下し、身体のむくみや冷え性の原因になります。人間の体の60~70%は水分でできており、さらに血液は90%が水分でできています。水分の不足は血液に直結する部分が多く、こまめな水分補給は血液をサラサラにし、代謝を高めて冷え性予防に効果的と言えるでしょう。

(アクアクララ ホームページより)

脱水症状

脱水症は早めの対処と予防が大切です。

体に含まれる水を「体液」と呼びます。体液は体の60%を占める水分とミネラル(電解質)、タンパク質などで構成され、生命維持に関わるさまざまな役割を果たしています。

脱水症は、何らかの要因により体内の水分とミネラルの一つであるナトリウム(塩)が不足している状態を指します。

体液は栄養素の運搬や老廃物の除去、体温調節、新陳代謝などの生理的機能も担っているため、脱水症を引き起こすとさまざまな症状が現れます。
下痢・嘔吐などの水分損失を伴う症状、また風邪・肺炎などの発熱時にも、より多くの水分を失っていることになり、脱水症になる可能性があります。
特に乳幼児・高齢者では、必要な水分量や水分不足を感じにくいなどの違いがあるため、注意が必要です。

脱水の軽い症状がでたときは、冷たい経口補水液などで、水分とミネラルを補いましょう。ゆっくりと飲むのが基本です。安静にしていれば、10~20分くらいで症状がおさまってくるでしょう。しばらくしても回復しない場合や、重度の脱水症状の場合は、すぐに病院に行きましょう。特に自分で対処が難しい乳幼児・高齢者には注意が必要です。

脱水は予防できる症状です。厚生労働省によれば、私たちの1日の水分摂取量は全体的に不足気味で、あとコップ2杯の水を補給すると十分な量を確保できるといわれています。水分を十分摂取することはもちろんですが、果物や野菜・汁物など水気を多く含む食品も水運補給におすすめです。