「日記」カテゴリーアーカイブ

腱板損傷(肩の痛み)

腱板損傷(断裂)とは?

「腱板損傷」は、「腱板断裂(けんばんだんれつ)」と呼ばれる場合もあり、またケガによるものだけでなく、加齢に伴って自然に起こるケースもあります。

肩関節を覆っている表面の筋肉の下には4本の腱があり、上腕骨の頭の部分をコントロールしているのですが、その腱が切れてしまうのです。

長年ズボンを履き続けているうちに、膝の部分が薄くなって裂けるようなイメージで、こすれて摩耗するのが積もり積もって、傷んだり切れたりするわけです。しかし自覚症状がない場合も意外に多く、ひとつ、ふたつ切れていても気づかない。3つ断裂している人もいます。まれに4つすべてという場合もあります。

症状としては、動かすと痛い、力が入らないといったものがあります。

筋肉を支える腱ですから、損傷するとモノを持ち上げようとしても持ち上がらないのです。しかし「歳をとったから力が弱くなったのだろう」という程度にとらえられがちです。

水の入ったコップや箸を口に運んだり、腕を空中に保持したりするのも実は肩関節付近にある腱板の力。

40代から少しずつみられ、50代、60代、70代と増えて、80代では半分くらいの方の腱が切れていると言われています。エックス線や、場合によってはMRIで調べるとわかります。

転倒などの外傷で損傷した場合は三角巾で固定して安静にし、運動療法などの保存的治療を行います。

心当たりのある方はご相談ください!

手根管症候群について

今日は手根管症候群についてお話しします。

手くびから2~3cmさきにある手のひら部分で、正中(せいちゅう)神経が手の骨と靱帯(じんたい)でかこまれた手根管という管を通過します。この部分で神経が靱帯により徐々に圧迫を受けてまひを生じる病気です。
特徴的な症状は指先のしびれと夜間痛で、夜間から朝方にかけて手がじんじんしびれ、痛みを感じたり、目がさめたときにしびれを感じたりします。痛みは時に上腕や肩まで感じることがあります。朝起きると手のむくみや指のこわばりを自覚することが多く、時に腱鞘(けんしょう)炎も合併します。
しびれは指先が中心で、親指、人さし指、中指と薬指の親指側半分に生じます。

女性に多く(90%以上)、閉経期や妊娠・出産時などホルモンのバランスが変化したときに症状が出やすい傾向にあります。両側の症状が出ることもあります。進行すると母指球(親指の付け根のふくらみ)の筋がやせて(筋萎縮〈いしゅく〉)、指先でのつまみ動作がむずかしくなります。

少しでも気になる症状がありましたら当院へご相談ください。

梨状筋症候群

梨状筋症候群という症状をご存知ですか?

これは梨状筋というお尻にある筋肉が坐骨神経を刺激することで、お尻から脚にかけて、しびれと痛みを生じる症状です。

研究によれば、梨状筋症候群によく見られる症状として、お尻の痛み座っている時の痛みの増悪梨状筋の緊張を高めた際の痛みの増悪が報告されています。

梨状筋の緊張を高める具体的な動きとしては、梨状筋は膝を外側に回す働きをするため、逆に膝を内側に回すような動作を行った際、梨状筋の緊張が高まり、痛みが増悪する可能性があります。しかし、股関節が90度以上曲がった状態になると、梨状筋は逆に膝を内側に回す働きをする筋肉になるため、膝を外側に回すと、梨状筋の緊張が高まり、痛みが強くなる可能性があります。

当院では腰痛やしびれの原因に対して様々な可能性を視野に入れつつ、治療にあたっています。

背中と胃腸

胃の不調は、背中のコリと関係します!

暑い季節になってくると、食欲が減っている人も多いのではないでしょうか?

そこで、食欲が減っている、胃が不調と感じている人は、背中、ちょうど「胃の裏」をほぐすことをおススメします。

胃の裏の筋肉をほぐすことで、胃の働きを促すことができます。

そもそも、「胃」と「胃の裏の筋肉」には、深い繋がりがあります。例えば、胃が不調と感じる人の中には、背中のコリを感じている人も多いはず…

パソコン作業、スマートフォンの操作など、長時間、同じ姿勢で過ごしていると、肩や首、背中の筋肉が緊張した状態で固まってしまいます。

特に、何か作業をしている時は、猫背になりやすいため、背中は緊張しやすくなります。

背中をほぐすことで、「胃の不調」と「背中のだるさ」を同時に解消

胃と筋肉は、良くも悪くも互いに影響します。

そのため、この仕組みを上手く利用することで、胃の不調と背中のだるさを同時に解消することもできます。

それが、背中の筋肉をほぐすことです。

ストレッチやマッサージなどで、背中の筋肉をほぐすことにより、筋肉の緊張が和らぎ、背中の交感神経の興奮を抑制します。

これにより、胃へも過剰な神経興奮が起こりにくくなり、胃の不調も緩和されるのです。

まずは当院にご相談ください。

 

食中毒に注意

こんにちは。

食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。

普段、当たり前にしていることが、思わぬ食中毒を引き起こすことがあるのです。
家庭での発生では症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず、重症化することもあります。

食中毒予防の3原則 食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」

ポイント 1 食品の購入

肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。
表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。
購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。
特に、生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せず、まっすぐ持ち帰るようにしましょう。

ポイント 2 家庭での保存

冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、7割程度です。
冷蔵庫は10度C以下、冷凍庫は、-15度C以下に維持することがめやすです。温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確になります。細菌の多くは、10度Cでは増殖がゆっくりとなり、-15度Cでは増殖が停止しています。しかし、細菌が死ぬわけではありません。早めに使いきるようにしましょう。
肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁など がかからないようにしましょう。
肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手指を洗いましょう。せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。
食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しましょう。また、直接床に置いたりしてはいけません。

ポイント 3 下準備

台所を見渡してみましょう。ゴミは捨ててありますか? タオルやふきんは清潔なものと交換し てありますか? せっけんは用意してありますか? 調理台の上は かたづけて広く使えるようになっていますか? もう一度、チェックをしましょう。
井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
手を洗いましょう。
生の肉、魚、卵を取り扱った後には、また、手を洗いましょう。途中で動物 に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後 の手洗いも大切です。
肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切ることはやめましょう。
洗ってから熱湯をかけたのち使うことが大切です。包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けるとさらに安全です。
ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
冷凍食品など凍結している食品を調理台に放置したまま解凍するのはやめましょう。室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。
料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。
包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは、使った後すぐに、洗剤と流水で良く洗いましょう。ふきんのよごれがひどい時には、清潔なものと交換しましょう。漂白剤に1晩つけ込むと消毒効果があります。包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒効果があります。たわしやスポンジは、煮沸すればなお確かです。

ポイント 4 調理

調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。
下準備で台所がよごれていませんか? タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。そして、手を洗いましょう。
加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができます。めやすは、中心部の温度が75度Cで1分間以上加熱することです。
料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。
再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。
電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

ポイント 5 食事

食卓に付く前に手を洗いましょう。
清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。めやすは、温かい料理は65度C以上、冷やして食べる料理は10度C以下です。
調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
例えば、O157は室温でも15~20分で2倍に増えます。

ポイント 6 残った食品

残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。めやすは75度C以上です。
味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。
ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。口に入れるのは、やめましょう。

(厚生労働省HPより)

圧迫骨折について

こんにちは。圧迫骨折(いつのまにか骨折とも言われます)についてお話しします。

体の大黒柱である背骨の本体、「椎体」と言われる部分の負荷に耐えかねて潰れてしまうことがあり、これを「圧迫骨折」と呼びます。本来はそう簡単に潰れてしまう事はないのですが、高いところから落下するなど縦方向に強い負荷がかかったときや、骨粗しょう症という、骨がもろくなる病気がある場合などに起こります。

特に骨がもろくなっている場合などはくしゃみをしただけで骨が潰れてしまうことがあることです。体を動かしたときに強い痛みを伴い、寝たきりになってしまうこともあり、ご高齢のかたほど注意が必要です。

圧迫骨折はなぜ起きるの?

圧迫骨折は背骨に強い圧力がかかった際におこりますが、骨粗しょう症といわれる骨がもろくなる病気によっておこることが最も多いと言えます。 骨粗しょう症はホルモンバランスが崩れる閉経後の女性に特に多く、他にも年齢や運動・喫煙などの生活習慣に関わりがあります。

圧迫骨折の予防について圧迫骨折はほとんどの場合、骨粗しょう症によって骨がもろくなることで起こるため、それを予防・治療することが、ひいては圧迫骨折を予防することにつながります。 具体的には、適切な栄養(ビタミンD・カルシウム)の摂取や運動、禁煙などの生活習慣の改善が重要です。転倒や重い物を持ち上げるなど、背骨への過度の負担を避けることが重要です。

当院は提携している医療機関があります。レントゲンやMRIなどの画像診断を希望される方には紹介させて頂きます。

まずはお気軽にご相談ください。

テニス肘

こんにちは。今日はテニス肘についてお話しします。

重いものを持つときに肘が痛い、肘が痛くてペットボトルのふたが開けられない、などの症状はテニス肘(正式名称:外側上顆炎)である可能性が高いです。テニス肘は「上腕骨外側上顆」というところが過敏な状態になり、スポーツや日常生活など様々な動作が痛くなってしまう状態です。

名前は「テニス」と入っていますが、必ずしもテニスをしているひとにだけ生じるわけではありません。ゴルフや釣りでも生じますし、あるいは重いものを持つ仕事でも生じます。また、赤ん坊を抱っこするようになって生じることもあれば、主婦の方で特に負担をかけているわけでもないのに発生することもあります

テニス肘の正式名称を「上腕骨外側上顆炎」といいます。テニス肘で痛くなる場所は、この上腕骨外側上顆という場所です。腕組みの姿勢を取った時に、肘の一番前に来る部分に骨の出っ張りがあると思いますが、この部分のことを言います。

テニス肘の原因の一つは「くり返しの負担」です。テニスやゴルフなどで繰り返し動作をすること、または仕事で重いものを持ったり、赤ちゃんを抱いたり、そのような繰り返しの負担によってテニス肘は生じてしまいます。

痛みを長引かせないためにも治療が必要です。まずは当院にご相談ください。

ストレッチの効果

こんにちは。今日はストレッチについてお話しします。

ストレッチを行う事で、いつまでも「疲れにくい、痛くなりにくいカラダ」「動かしたくなるカラダ」を維持することができます。

さらに疲労回復効果があります。筋肉が硬いと血やリンパの流れが悪くなり、そこに疲労物質がとどまります。それが疲れを感じさせる原因なので、筋肉を柔らかくして押し流す効果が得られます。

また筋肉が硬い状態が続くと、体がだんだん動かしにくくなってくることから、消費エネルギー量が減り、太りやすくなりますが「動かせるカラダ」になることによって、運動意欲が増してきます。筋肉が柔らかい=関節可動域が広がることは、転びにくくなりケガをしにくくなります。

当院では状態や必要に応じて、ストレッチによる治療も行います。

お気軽にご相談ください。

冷房病について

クーラーなどのかけ過ぎで体が冷えたり、疲れてだるくなったりと、冷房が原因で起こる様々な症状を総称して「冷房病」と呼んでいます。

冷房病は、冷房による「冷えすぎ」と「温度差」によって起こります。冷えた空気に当たり続けると、体が冷えすぎてしまいます。体温を保とうとして、皮膚の血管は収縮しますが、それでは対応しきれないほどの寒さにさらされると、体の不調を招きます。

血液の循環が悪くなると疲労物質がたまり、肩こりや頭痛、腰痛、神経痛を引き起こします代謝が悪くなることで、むくみの症状が現れ、疲れやだるさが起こります。

免疫力も衰えやすくなり、ウィルスなどの攻撃に弱くなることで、風邪を引きやすくなります。そのまま放置すると、ストレスが蓄積され、不眠の原因にもなります。

治療により筋肉の緊張を取り除き、血行を改善して「冷房病」を予防しましょう!

 

捻挫について

こんにちは。整骨院で治療を行う症状で一番多いものかもしれません。

捻挫(ねんざ)とは、ひねって関節を痛めるケガのこと

捻挫(ねんざ)とは、不自然な形にひねることで関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つくケガのことです。関節部分の血管が傷ついて内出血を起こすと、その部分が腫れてきます。体の、どこの関節にも起こる可能性がありますが、足首や指などに多くみられ、突き指も捻挫(ねんざ)の一種です。スポーツのほか、転んだり、高齢者が階段を踏み外したりして起こるケースも多くあります。こうした炎症、傷などの刺激によって発痛物質というものが作られ、痛みが起こります。

捻挫(ねんざ)は、靱帯の傷つき具合によって、以下のような3つのレベルに分けられます。

捻挫(ねんざ)のレベル 状態
1度 痛みも腫れも軽く、靱帯が一時的に伸びている程度
2度 靱帯の一部が切れている状態
3度 靱帯が完全に切れていて(靱帯断裂)、関節が不安定な状態

また、ひねったときの力のかかり具合によって、靱帯だけでなく筋肉や腱が傷ついたり、靱帯に強く引っ張られて骨の一部がはがれるはく離骨折を起こすことも。さらに、骨が強く押されて圧迫骨折したり、関節軟骨がへこんだりすることもあります。

捻挫は受傷直後の処置が大切です。「骨折ではないから」と軽くみてはいけません。