こんにちは。今日は鍼(はり)治療についてお話しします。
鍼を打つと身体はどうなるの?
鍼治療では、コリができている部分か症状に対応するツボに鍼を打ちます。
ツボとは、刺激を与えると何らかの効果を得られることが長年の経験によりわかったポイントです。ですから、実際に不調が感じられる場所とは離れた場所にあっても、ツボに刺激を与えると特定の箇所への血流が増えるなどの変化が起こります。
鍼治療を行ったときに身体で起こる変化は主に次の2つです。
・血流がよくなる
・自律神経の働きが正常化する
血流または自律神経の働きが回復することによって、緊張して硬くなっていた筋肉がほぐれたり、内臓の働きがよくなったりします。ですから筋肉が硬くなった箇所だけでなく、身体の至る所にあるツボに鍼を打つことで対応します。
筋肉のコリに直接鍼を打つ場合には、その箇所に微細な傷が作られるため、その傷を修復するために血液が集中するようになり、血流が回復します。
ツボに鍼を打つ場合には、ツボに対応する箇所で血流が回復したり、乱れていた自律神経の働きが回復したりすることによってコリが解消されると考えられます。
こんにちは。
痛みがある時に温めた方が良いのか、冷やした方が良いのか、よく聞かれる事が多いので説明させていただきます。
まず、結論から言うと病気や怪我の時期により異なります。医学的に言うと急性期は冷やして慢性期は温めるというのが正解になります。
急性期とは痛みが出てきた時期のことをさし、捻挫(ねんざ)や打撲、ぎっくり腰といったものの受傷直後が当てはまります。
この時期は局所に急激に負荷がかかり、炎症反応を起こしています。つまり血流量が増加し、腫脹(腫れ)、発熱、疼痛(とうつう)を起こしているのです。
ですからこの時期に温めるのは逆効果で、炎症反応を助長してしまいます。この時期に必要なのは炎症を抑制することで、局所を安静にし、発熱を抑えること、つまり冷やすことが重要なのです。
急性期を過ぎると、今度は慢性期に移行します。慢性期には炎症はおこっていません。痛めた局所が疲労し、機能不全に陥っている状態なのです。筋肉は硬くなり血流が阻害され、疲労した局所に酸素と栄養が行き届かなくなり、その結果、重だるいような痛みが出るのです。
この時期には温めて血流を改善させ、痛んだ局所に十分な酸素と栄養が行き届くようにしてあげることが重要なのです。
では急性期はどれくらいか? これは人によっても場合によっても異なりますが、だいたい発症から2~3日までをいいます。痛みが急激に出てから2~3日くらいは冷やすのがよいのです。
また、痛い部位を自分で触ってみましょう。痛くない部位よりも熱く感じる場合は急性期と判断して冷やすとよいでしょう。逆に冷たく感じる場合は慢性期と判断して温めるとよいでしょう。
急激に痛みが強くなったとき、局所が熱く感じる場合には安静にして冷やし、その後痛みが和らいだ時期には温めると覚えておいてください。
こんにちは。昨日はRICE処置についてお話ししました。
その処置の中でも特に重要なICE(冷却)について今回は説明します。
局所冷却法(アイシング)の正しいやり方
1.必ず氷を使用して下さい。(保冷剤等は使用しないで下さい)。
2.冷凍庫から出した氷は白い霜があります。この状態では温度がマイナス状態になっていますので凍傷になるリスクがあります。必ず流水で洗って、霜を取り氷が融け始めた状態にしてください。この過程は必ず行なってください。
3.ビニール袋またはアイスバッグに氷を入れたら中の余分な空気を抜いてから口を閉めるようにしてください。(患部への密着性が良くなり冷却効果があがります)。
患部に約15分ほど当てるようにしてください。
こんにちは。
スポーツに取り組んでいる方はご存知かもしれませんが、ケガの直後の処置としては非常に有効な処置です。
Rest(安静)Ice(アイス)Compression(圧迫)Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め競技への復帰を早めることができます。
- Rest(安静)-スポーツ活動の停止
受傷直後から体内で痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、患部を安静させずに運動を続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。その遅れが結果的に完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にすることが大切です。
- Ice(アイシング)-患部の冷却
冷やすことで痛みを減少させることができ、また血管を収縮されることによって腫れや炎症をコントロールすることができます。
- Compression(圧迫)-患部の圧迫
適度な圧迫を患部に与えることで腫れや炎症をコントロールすることができます。
- Elevation(挙上)-患部の挙上
心臓より高い位置に挙上をすることで重力を利用し腫れや炎症をコントロールすることができます。
- RICE処置を行うタイミング
受傷後痛み、腫れ、炎症があるとき。あるいは、慢性の症状があるとき。
- なぜRICE処置が必要なのか
受傷後の回復を早めるのに腫れや炎症を抑えることが重要になります。腫れは治癒の初期の過程で必要なものですが、それが大きくなりすぎると逆に治癒を遅らすことになるので、必要最低限にコントロールすることが重要になります。
- どれくらいの間?
部位により異なりますが、15分~20分(RICE処置)が目安になります。そして、40分~60分(RICE処置)の間隔を開けた後にRICE処置を再び行います。症状によりますが受傷後24~72時間はこのサイクルを繰り返します。
受傷後はいかに患部を腫れさせないかが勝負になります。適切な処置で症状を長引かせないようにしましょう。
こんにちは。今日は電気治療についてお話しします。
電気治療はで主に期待できる効果は「自然治癒力を高める」です。
痛みを感じている部位周辺の筋肉は緊張してこわばっている状態が多く、この状態が長く続くと血の巡りが悪くなり、より痛みが増してしまう場合があります。
電気を流すことによって緊張状態をほぐし、筋肉のこわばりを和らげてあげると、血の巡りが良くなり、代謝機能も改善・向上します。 その結果、自然治癒力を高めることにつながります。
筋肉の痛みやコリは奥深くから起こることが多く、何もケアをしないでいると慢性化しやすくなり、細胞が酸欠状態になって、コリはその部分に老廃物がたまってしまうと起こりやすくなります。
どちらも原因は血行不良です。
この老廃物を押し流してくれる重要な役割が血液となりますが、痛みがある部分に電気をあてると、電気の刺激で筋肉が縮んだり、広がったりを繰り返します。
その結果、動きの悪かった筋肉を強制的に動かすことで、血管がポンプのような作用で血液の循環を促します。
また体内に電気を流すと、脳から痛みを軽減させるエンドルフィンという鎮痛作用があり、痛みが緩和されやすくなります。
こんにちは。
突然、急激な痛みが襲ってくる足のつり。足がつる原因には筋肉自体に原因がある場合と、筋肉に指令を出す神経の問題、どちらかが関係しています。
筋肉自体に原因がある場合は、運動などの筋肉疲労が考えられますが、寝起きに足のつりを引き起こす場合は神経の伝達異常も考えられるのです。
筋肉が正常に伸びたり縮んだりできるのは、「中枢神経」が収縮の命令をだすことでおこなわれます。まず筋肉が現在の伸び具合を中枢神経に報告し、報告を元に中枢神経は「このくらいに収縮して」と指示を出します。
足がつるときは、何らかの原因でこの機能に異常をきたしています。中枢神経が間違った指示をだすことで、一部の筋肉にだけ収縮が起こり、「痛覚繊維(つうかくせんい)」という痛みを感じる繊維が刺激を受け、足のつりやこむら返りを発生させてしまうのです。
筋肉の緊張や血行不良が原因で異常が起きるため、長時間の立ち仕事や運動したとき、または運動不足や冷えによる血行不良のとき、脳が適切な指示を出せず、結果として足がつりやすくなります。
当院で筋肉の緊張や血行不良を改善し、足のつりを予防しましょう!
こんにちは。
「寝ちがえ」は不自然な姿勢で眠り続けた時に起こります。
通常、睡眠中は寝返りなどで位置を変えたりしますが、疲労や寝不足などがあると、このような反応がなくなり、不自然な姿勢のまま眠り続け、首の筋肉などに炎症が起きてしまいます。
また、睡眠時の冷え、鼻や喉の炎症も原因となることもあります。
治療としては患部の炎症を抑え、その周囲の筋肉の緊張を緩めることが重要になります。
当院では状態に合わせて、手技治療や冷却はもちろん「超音波治療」や「ハリ治療」を行います。
季節の変わり目による寒暖差、お仕事や生活環境の変化など、寝ちがえを起こしやすい時期でもあります。
強い痛みを引き起こす前の「首の違和感」「首のこり」の段階で治療をしておくことも非常に有効です。
こんにちは。
今日は超音波治療についてお話しします。
超音波治療器の特長は、皮膚から数cmもの深いところまで届くことです。
たとえば筋肉のこりの原因は血のめぐりが悪くなることです。筋肉が絶えず収縮した状態になり、毛細血管を圧迫して血流を停滞させます。すると、細胞からの老廃物の排出がうまくいかなくなり、疲労物質が筋肉にたまります。
超音波治療器は、温熱や振動により血管拡張効果をもたらすため、筋肉のこりの治療に最適です。また、神経組織への作用や細胞レベルのミクロマッサージ効果もあるため、捻挫や関節炎による痛みや腫れにも効果があります。
まずは当院までお気軽にご相談ください。
こんにちは。
日常、どんなに気をつけていても交通事故に遭ってしまう事があります。
当院は交通事故によるケガの治療と保険会社への対応を得意としています。
まずは患者さんが治療に専念できる環境を整えた上で、しっかりと全力で治療に取り組ませていただきます。
原則、無料(窓口負担0円)で治療が受けられます。
お気軽にお問い合わせください。
こんにちは。
これから出産を控えた方や出産して育児に奮闘されている方もいらっしゃるかと思います。
女性は妊娠出産を機に身体のバランスや体調が大きく変化します。
お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれ重心も変わってきますし、出産で骨盤が一時的に開く事で動きやバランスも変わります。
また、育児で前傾姿勢が習慣になると首や肩にも負担がかかります。
カイロプラクティックで骨盤や背骨の環境を整え、鍼で筋肉の緊張を取り除き、お灸で血行や内臓のはたらきを改善しましょう。
お母さん方の出産や育児のために、井の頭整骨院が産前産後の体調をサポートさせていただきます。
三鷹市の接骨院【井の頭整骨院・鍼灸治療院】のブログ