こんにちは、スタッフの村上です。
最近治療をしていて、“五十肩”の患者さんが多いなと感じたので
今回は五十肩について少しお話ししますね。
五十肩の定義は、肩に痛みと運動障害があり、患者の年齢が40歳以降である、明らかな原因がないといったものを総称して五十肩と呼びます。正式には“肩関節周囲炎”といいます。
【症状】
①肩関節部の強い痛み(安静時・動作時)
②肩関節の動きの制限 ・・・結髪動作(頭の後ろで手が組めない) ・・・結帯動作(腰の後ろで手が組めない)
【治療】
五十肩には痛みの段階があり、大きく三期に分けられます。
①筋痙縮期(炎症期)
②筋拘縮期
③回復期
この期間ごとに行う治療が変わっていきます。
一般的な治療法や、細かい治療法はインターネットなどで調べられると思いますので、ここでは一番大切な事を書いておこうと思います。
五十肩はギックリ腰と同じで、結構皆さんの周りにもなったことがあるという方も多いのではないかと思います。なかには放っておいても治ったとか、気が付いたら痛くなかったという声を聞くこともあります。
確かに治療をしなくても五十肩は大体1~2年で痛みが無くなることが多いです。忙しいからとか、治療をしても良くなった気がしない・・・といって治療をやめてしまうケースがとても多い疾患です。
ですが①筋痙縮期と②拘縮期にきちんと治療をしておかないと肩関節の拘縮を残したまま治癒することになってしまい、肩の痛みは無くなった、でも肩が元通りにあがらない・・・・といった患者さんの声も多く聞きます。
実際この肩関節の拘縮を残してしまった状態で来院される患者さんもいます。そうするとそこから毎日治療をしてもやはり1~2年の治療期間がかかりますし、拘縮の治療は結構しんどいです。
なのでちょっとした肩の痛み、違和感を感じた際には少しでも早く治療を開始して貰えると、将来的な不安を取り除けるので是非早めに相談してください。
五十肩かも?みたいな気軽な相談でもお待ちしてます^^